はじめてのぬい活②、オリジナルぬい『ちびとらぬい』に挑戦しました。
以前から、焼き物とかぬいぐるみに挑戦してみたかったんだよね。
1.はじめてのぬい活(ぬい作成)、本格始動!?
前のリトルトロルの修理で『ぬいぐるみ作れる気がする!(テンション的に!)』となったにゃむさん。
さっそく、ぬいぐるみづくりについてしらべました。
ぬいぐるみづくりは『ぬい活』というらしい!
なんて素敵な響き!これで検索すればよいのだニャ!
そこで『ぬい活』の事を初めて知り、作り方をはじめ、難易度、材料、用意するものをどんどん調べていったよ。
探しているうちに、その中でぬいぐるみをパターンから立体で作るという記事を発見…!
ぬいぐるみは同じ形に切り抜いた二枚を合わせるだけと思っていた(←想像力のとぼしさよ、笑)のだがどうやら違うみたい!
にゃむさんは、激しく衝撃を受けたのだった。
どうせならイチから作ってみたい…!
針と糸と生地以外にもいろいろ必要そうだ…!
2.はじめてのぬい活②:ちびとらぬい
Ⅰ.手描きの設計図をつくるところからはじめる
はじめに『ちびとらぬい』のラフデザイン(実寸大)をA4用紙に書き出し、設計書としておきます。
のちのち、刺繍部分の色を書き込んだり、改善点を書き込んでいくよ!
Ⅱ.パターンを取るための立体模型をつくる
第二に、立体のパターンを取るために立体模型を粘土で作っていきます!
にゃむさんの初心者頭では、『ぬいぐるみ作成で、どうして模型?』
というかんじだったのですが、オリジナルのイラストの子は見本となるものがありません。
要するに、自分で立体を起こさないといけないからですね。
道具:Amazonの緩急材の紙(新聞紙)、セロテープ(100均)、粘土(100均)、粘土板(100均)
※100均はすべてDAISO
①型を作る(土台→粘土造形)
新聞紙を使って丸めて立体模型の中身(土台)を作ります。
ここで、残しておいたAmazonの緩急紙材が火を噴くゥ!(笑)
紙で作る理由としては
①軽減策として(全部粘土で作ると立体造形自体がとても重くなってしまう)
②粘土の体積を減らして粘土を節約するため
この土台に粘土を張り付けていくので、ある程度のカタチにはしておこう。
ちびとら氏は卵っぽい形なので、心がけながら丸めたよ!
そこからセロテープでぐるぐるぐるっと…!
卵型体系ちびとらくん、おなかのふくらみがチャームポイント。
そして卵型は、だいたい5cmくらいになりました。
小学生の時こんな感じで新聞紙をまるめてボールつくったなぁ…と回想脱線しながら進めます。
こうやって一見ぬいぐるみ作成とちがうところからはじまったぬいぐるみづくり。
2Dイラストを立体にするってなかなか難しいんだなぁと感じました。
②粘土を張り付けて造形
卵が終わったら次に、粘土を張り付けていきます!
DAISOで買った『素焼き調ねんど粘土』を練って練ってぺたりぺたりと。
猫のカタチに造形していくよ。
耳の部分が難しいけど、後々模型を置物にしたいので丁寧に、表面をできるだけ滑らかにしていくぅ!
※お皿に水をいれてなじませながら作りました。
この辺りは陶器系のサイトをめぐって調べたよ!
そして、形ができたら乾くまで1~2日自然乾燥します。
型を取り終わった後は玄関に飾ろうかな(*’ω’*)
立体パターンを取る
そして完成した立体模型にマスキングテープをピッタリまきつけていきます。
まきつけ終わったら、マジックで大まかに刺繍部分を描きカッターでパーツに切り分けていきます。
ふつうの粘土で模型を作った場合はコーティングしたマステがズレやすいので
ティッシュペーパーやワックスペーパーを薄くまいたりしていろいろ工夫してみてね!
はがす+立体にするためにこの段階で目安のダーツ(※)を入れていきます。
※ダーツとは、生地をつまんで縫い、立体的にする手法のことだよ。
服の縫製など幅広く使われる技術だ。
表面(顔)1枚、背面2枚、耳2枚におろされたちびとら氏(笑)
ちなみに、三角の切れ目がダーツです。
③さらに紙にうつす、ダーツを清書する
マステ皮から、平面にパターンを映します(ラフデザインとは別のA4普通紙)。
ちなみに、ダーツの入れ方はゲーセンのぬいぐるみをさば観察して学習しました。
はじめにつくったちびとらぬいはダーツを入れすぎたみたいでふっくら丸っとしてしまった…笑
④パターン完成!
僕は手描きをスキャンしてイラレで清書したのだけど、手描きのままでも全然OK!
Ⅲ.ぬいぐるみのパーツを作っていくぅ
道具:はさみ、刺繍クリップ、接着芯(100均)、刺繍シート(100均)、チャコペン(今回は刺繍シートが紙だったので消えるボールペンで転写したよ)、厚紙(クリアファイルとかでもいい)
①パターン通りにボア生地に縫製ラインと裁断ラインを描く
※描くときに注意してほしいのが、ボアには毛のながれがあるってこと!
ぬいぐるみの上から下に毛が流れることを完成図としてラインを描いていこう!
②裁断ラインを裁断する
③刺繍部分の裏側に接着芯(100均)あてる→アイロンで貼る
④水に溶けるタイプの刺繍シート(100均)に図面を手写し→アイロンでボアの表側に貼る
☆デザインによっては先に②裁断前に刺繍した方がいいものもある
Ⅳ.刺繍する
道具:針(※100均よりいいやつの方が糸通しやすい)
材料:刺しゅう糸(100均やCOSMOなどのメーカー)
ちなみに、刺しゅう糸は6本の糸がより合わさってできている。
そのため指で少しバラいて一本だけ引っ張り出す。
2本使うときでも2本引き抜かず、1本ずつ2回引き抜くのがポイント。
引き抜いて使っていくなんて、知らなかったよ…
☆イメージとしては引き抜く一本を右手でつまみ、それ以外を左手でおさえてすべらせる感じ。
引き抜くもの以外はくるくると手の中でまとまるんだけど不思議とからまらない。
ステッチのやり方はたくさんあって、
調べたらわかりやすいページがたくさんでてくる!
自分に合ったものをマスターしよう。
動画でみるとわかりやすいよ。
はじめに、『アウトラインステッチ』という手法で刺繍したいものの輪郭線を縫っていく。
刺繍シートの下描き線の外端(線の上じゃないとこがポイント)を丁寧に縫う!
そのあと、面の部分はサテンステッチで埋めていく。
メモ:ヒゲ・目(ハイライト・黒目)の輪郭・口の輪郭・縞模様の輪郭→アウトラインステッチ一本取り
縞模様・瞳の色・ハイライト・黒目の各中身→サテンステッチ一本取り
おえかきソフトで例えると、線を描くペンツールがアウトラインステッチで
面の色塗りバケツがサテンステッチ!
Ⅴ.パーツを縫い合わせていく
道具:針、鉗子(病院の手術室にありそうな、あのつまみばさみの手芸用)、縫い糸(ミシンとかに使う細くて強いやつ)
とうとう縫い合わせ!
ここで縫い目を隠すために、表側同士をくっつけて裏側を縫っていくよ。
表面をくれぐれも外側にして縫わないように!
①細かいパーツから作っていく
耳・しっぽなどのパーツは先に作ってから縫い合わせる。
②本体を仮縫いする
わかりやすい色の糸で裁断ライン(外側の輪郭)と、縫製ライン(内側のぬい合わせていくライン)の間を1センチ間隔で『なみぬい』でざっくり留めていく。
☆ぬいぐるみの縫込みパーツも縫い合わせておく、また、キーホルダーの取り付け組みひもなど縫いこまないといけない部分を忘れずに。
※ずれてほしくないところは仮縫いでもある程度しっかり合わせて留めておく
③曲線部分は、曲線の真ん中から端に向かって縫う
たとえば、側面か中央の孤から下のすぼまり部分に塗っていったり上の頭部分まで縫ったり。
※こうすると生地がずれにくいニャだ!
④綿を入れる部分を縫ってしまわないように縫い合わせる
だいたい背中とか下の部分を綿入れ口にするんだけど、無心にどんどん縫っちゃうんだよなあ…w
⑤ぬい終わったら鉗子を使い裏返す、ぬい皮(笑)の完成。
ちなみに、背中からエアタグをいれられるようにポケットをつくったよ!ここでは必要ないので割愛するね><
⑥刺繍シートをぬるま湯で溶かし、ゆすぐ
この段階でちびとら氏には湯あみいただいて。
シートをぬるま湯溶かしていきます。
刺繍部分が取れにくい印象なので重点的に。
一方で刺繍部分を傷つけたくないので、優しく繰り返し、おし洗い、もみ洗い!
落とし終わったら、最後にドライヤーで乾かして皮の完全完成!
※この段階でフリクションの色が生地や刺しゅうに残っていたらドライヤーをあてて消しておこう。
Ⅵ.綿入れ
道具:鉗子
材料:綿(100均)
ぬいぐるみがいよいよ、形になっていくこの工程。
わくわくしてガンガン詰めてしまいそうになるけど、これテキトーにつめたらアカン…。
もともと詰めていた耳やしっぽのつなぎ目に加えて、バランスを見て膨らんでほしいところには多めに
とくにダーツの部分にしっかり入れてあげないと縫い目が目立ち皺みたいになってしまうので注意だ。
逆に入れすぎてもふわふわ感がなくなってしまうのでほどよいくらいがよい。
縫い合わせた生地を裏返しにするときにも活躍した手芸用の鉗子だが、ここでも大いに役立ってくれました。
鉗子!(かんし)君がMIPだ!(笑)
ワタの入れ具合なのですが、うちにはゲーセンでとってきたぬいぐるみがたくさんあったので汚れたものをさばいたりして研究しました…中にあるビーズ(ペレット)は別の機会に再利用するつもり。
Ⅶ.綿入れ口をコの字縫いで閉じて完成!
やったあああ!かわいいいいい!( *´艸`)
3.はじめてのぬい活のまとめ
最後にまとめなんだけど、もともと何かを作るのは好きだったので『はじめてのぬい活』はとても楽しかった!
刺繍フェーズは思った以上に無心に没頭できるので日々考えすぎで疲れる人にはおすすめ!
没頭しすぎて縫うてはならぬところを縫い、
やってしまったorzと叫ぶのは縫い者あるあるかもしれない。
裁縫初心者の僕が、じぶんの手づくりの立体のぬいぐるみを作れるなんて思ってなかったので感動もひとしお!
それにしても、なんでもネットが教えてくれるので便利な時代になったなぁとひしひしおもうのである。
しかしながら、いい加減仕事や趣味のすべてに目を酷使する作業が入っているので何とかせねばと思うがたのしいのでやめられニャいw
そうそう、肩こりとの戦いになるので、縫物を始める前に準備体操をしておくとよいよ。
人間の筋肉は6秒たったら硬くなっていくらしいのでところどころの節目で体を動かしてあげよう。
みにゃさんの『はじめてのぬい活』のきっかけになったら嬉しいな!
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